無形資産という観点では、強固な知的財産(IP)ポートフォリオは組織にとって非常に有利であると考えられることがよくあります。ただし、これらの資産は、それぞれの事業に商業的価値をもたらす場合にのみ価値があります。IP集約型の企業は、特許などのIP資産が十分に活用されていないという問題に直面することがよくあります。その結果、これらの資産は、企業に実質的な利益をもたらすことなく、研究開発部門に留まるに残ることが多いのです。このことは、特許の約0.3%しか収益化を実現していないという最近の報告からもわかるように、世界中のいくつかの企業にとって大きな問題となっています。

本記事では、企業が特許の価値を最大化する方法について紹介します。 

もくじ

1. 新しい金融資産の活用
2. 特許の価値を最大化する方法
3. まとめ

1.新しい金融資産の活用

知的財産(IP)などの無形資産は、一般的に商業的価値を生み出す能力が過小評価されてきましたが、近年、大きなパラダイムシフトが起こっています。調査によると、資産のうち特許などの無形資産の割合が、1950年代から2000年代にかけて大幅に増加しています。このため、特許ポートフォリオを多く保有する企業に、IP資産を全体的に再評価する必要が生じています。うまく取捨選択できると、現在の組織のほとんどが、特許を新たな金融資産として自社の成長に役立てることができることに気づきました。

2.特許の価値を最大化する方法

特許の価値を最大化する方法はいくつかあります。このような価値を最大化することは、IP集約型の企業だけでなく、中小企業や非実務企業(NPE)も対象となることにも留意することが重要です。特許の商業的価値を最大化する方法を次のとおりいくつか紹介します。

・価値創造に焦点を当てる

特許から商業的価値を生み出すことに焦点を当てることは、革新的な技術、設計、またはプロセスの研究開発に従事するあらゆる組織にとって主要な目標でなければなりません。開発段階と実施段階を通して、特許の商業的価値に常に焦点を当てる必要があります。

・特許ポートフォリオの収益化

特許の価値を最大限に得るためには、まず特許ポートフォリオを金融資産として扱います。各特許に関連する権利、保護範囲、および技術分野を評価して、各特許をいつ、どのように、どの国で収益化できるかを知る必要があります。そうすることで、特許ポートフォリオ全体を組織の収益源に変え、特許から最大の価値を引き出すことができます。

・特許は量より質

特許ポートフォリオの規模を大きくするだけでなく、ポートフォリオの資産の質に焦点を当てることも、既存の特許の評価を最大化するための賢明な方法と考えられます。これは、ポートフォリオ内の各特許の主要業績評価指標(KPI)と評価基準を策定することで実現できます。そうすることで、各特許の価値創造をライフサイクル全体を通じて追跡できます。この方法は、既存の資産の質に焦点を合わせ、その価値を最大化するのに役立ちます。


 新規性又は進歩性を肯定する場合には、根拠となる先行技術文献の内容が具体的に示されます。反対に、新規性又は進歩性を否定する場合は根拠となる先行技術文献との関係が言及され、否定する理由が具体的に示されます。 

拒絶応答 図3

・ライセンスの付与

特許のライセンスを付与することで、組織は特定のニッチ市場でイノベーションを確立し、ロイヤルティを通じて一定収入の利益を得ることができます。これは、特許から最大の価値を生み出す方法として、最も好ましいものの1つです。運用、顧客獲得、販売、マーケティングなどのコストが削減されるためです。また、在庫に投資するための大きな資本がない企業にとっても効果的で、保有する特許から大きな価値を生み出すことができる方法です。

・売却

採算が合わなくなったか、または組織にとって実用的な価値を持たなくなった特許を売却することにより、それらからいくらかの金銭的価値を得ることができます。すべての特許には一定の寿命があり、その寿命が尽きたら、それらを売却するのが最善です。一部の企業は、自社にとって実際の価値を生み出さないが、他社にとっては計り知れない価値を生み出す可能性のある資産を保有しています。このように、価値のない資産を保持するのではなく、それらを適切な価格で売却し、研究開発費を回収する方がよいでしょう。

・担保としての特許の使用

景気後退時には、投資家から効果的な融資を受けるための担保として特許を使用することもできます。このようにして、特許を永久に失わないようにしながら、ビジネスを維持できるようにするための十分な資本も保持します。 

4.まとめ

上記の特許の価値を最大化する6つの方法を使えば、組織はIPへの積極的な投資から利益を得ることができます。ただし、これらの方法は、特許の実施に関連しないソリューションに限定されるものではありません。自社の特許を使用して多様な製品ラインを設計および開発することもできます。

参照URL:https://timesofindia.indiatimes.com/blogs/voices/how-to-maximize-the-valuation-of-patents/

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