結果を表す 前置詞 with

前置詞 with の用法はたくさんあります。

なかでもあまり知られていない 結果を表す with


わたしがこの用法をはじめて知ったのは、
会社員時代に、あるセミナーに参加して、
以下の書籍を紹介されたときです。


技術英語辞典

「技術英語構文辞典」富井篤 編


結果を表す with 例文



まずは例文として、
この本の、156~157ページの内容を抜粋しながら、
説明を織り交ぜて記載します。


The new machine has been put on the market with successful result.

これをそのまま訳すとしたら、

新しい機械は上々の結果を以て市場に出された。

となりますが、
この英文は、決してそう言いたいのではないということ。

ではどのような訳が適切かというと、

新しい機械を市場に出したが、その結果は上々であった。


このように、with 以降の文章を結果と見て訳しています


また別の例文として、

Lower temperature cause O-ring shrinkage, with loss of sealing contact area.

温度が低いとOリングは収縮し、その結果、シール部分が少なくなる。


The measurement is out of the range of predetermined value, with the controller determining that the device is malfunctioning.

測定値が所定値の範囲外であると、その結果、コントローラは装置が誤動作していると判断する。

※この文章は、付帯状況の用法も加わっているパターンです。


結果を表す with 訳し方のコツ



こんな感じで、
with = その結果
と訳すと、よりスマートな日本語になるわけですが、

実はこの with を見分けるのが、
慣れていないと難しかったりします。

そこで重要になってくるのは、
文章の内容と文脈を正確に理解するということです

そこが把握できれば、
用法が多岐にわたる前置詞が入ったセンテンスでも、
最も適切な用法を特定し、
原文で言わんとしていたことを、
訳文でそもまま反映させることができます。


逆の見方をすれば、特許翻訳業界 ではよく聞かれるように

たかが前置詞、されど前置詞

の精神です。


ほかの前置詞についても、
変わった用法があれば、
また別の機械にご紹介したいと思いますが、

前置詞は奥が深く、習得への道のりは長いです。






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comments (0) | trackbacks (0) | posted by Yukina Miyazaki

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