垂直 ⇒ Perpendicular, Vertical, Orthogonal, Normal

技術文献の翻訳にあたり、

Perpendicular, Vertical, Orthogonal, Normal

の使い分け(訳し分け)について、悩む人も多いとおもいます。


そもそも、英語的にどのような区別があるのか?
分かりやすい図を見つけたので、掲載させていただきます。


perpendicular

vertical

orthogonal

normal


引用元
http://www.transprime.co.jp/blog/upload-docs/201582515338.pdf



Perpendicular, Vertical, Orthogonal, Normal を翻訳するときのポイント



上記の図の内容は理解できても、
実務で翻訳する際に、迷ってしまうときはどうすればよいのか?

わたしは、
それぞれの反対語を意識するようにしています。

とりわけ、よく使うもので言うと、

Perpendicular ⇔ Parallel(平行)

・・・Perpendicular = (何らかの線に対して)直角、垂直

Vertical ⇔ Horizontal(水平)

・・・Vertical = (水平な線に対して)鉛直、垂直


ちなみに、それぞれの日本語訳の意味としては、
おおまかに言うと、次のようになります。

垂直:2 直線が直角で交わる
直角:2 線分でつくる角が 90°となる
鉛直:水平面に対して垂直である(重りを糸で吊り下げたときの糸が示す方向)
直交:垂直に交わる



また、特許など、訳し分けが必須の文献の場合で、
1つの文献内に、複数が同時に出現しているときなどは、
図面も参照にすることができます。


まとめると、というか、個人的な勝手なイメージとして、

Perpendicular がいちばん広義
Vertical, Orthogonal は狭義(限定的)
Normal はすこし特殊(数学用語)

ということが挙げられます。


それでもやっぱり、いまだに混乱してしまうのですけれどね。





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プロジェクトとプログラムの違いとその中国語

プロジェクトとプログラムの違い をご存知ですか?


以前に、中国語翻訳において遭遇した疑問です。
中国語に関するお話は後述するとして、

まずは、以下のサイトをご覧ください。
具体例を盛り込みつつ、とても丁寧に記載されています。

流行言葉を真面目に考察してみる:プロジェクトとプログラムの違いとは
https://lt-s.jp/lts-column/2016-12-8


マネジメントぽいことに興味がない方には、少々複雑に感じるかもしれません。
そんな場合に、数行で分かりやすくまとめたようなサイトもありましたので、
そちらもご紹介いたします。

プロジェクトとプログラムの違いはなんですか? プログラムマネジメント資格「MSP」から見てみる
https://blog.shota-kameyama.com/2018/05/09/projects-and-programmes/


プロジェクトとプログラムについて、
このページには、以下のようにまとめられています。

プロジェクトとプログラムのまとめ

どうでしょうか?
すごいですね[shine]
なるほどと思います。


と、

よその先生方の記事を引用させていただくばかりで、
恐縮この上ないですが、

わたし個人的なこれまでの印象としては、

プログラムはプロジェクトの上位概念である。
プログラムはより計画性が強い。
プログラムは国単位の事業で、プロジェクトは企業単位の事業である。

くらいに、たいへん大まかな認識でいました。

ところが、
翻訳作業においては、やはりどうしても細かい訳し分けが、
必要な場面が生じてしまいます。


中国語におけるプロジェクトとプログラムの違い



そもそも、
プロジェクトとプログラムは、
中国語ではどのように表現するのでしょうか?


まずは、プロジェクトとプログラムに区別がないものとして、
その両方を表現できる中国語を以下に記載いたします。

工程、项目、计划、方案 など

特に、工程と项目が使われていることが多いです。

そして先ほどから少し触れているとおり、
工程、项目、计划、方案(中国語)のそれぞれと、
プロジェクト、プログラム(日本語)との明確な対応がありません。
project、programme(英語)との対応もありません。

参考までに、以下のキャプチャからは、
「工程と项目は PROGRAM ですか? PROJECTですか?」と質問されていたり、
项目に project と programme の両方が当てられているところから、
工程と项目がごっちゃになっていることがうかがえます。

プロジェクトとプログラム中国語

引用元
http://blog.sina.com.cn/s/blog_87ad770901019zce.html

上記の記事の内容を読むと、
先に引用させていただいたものと同様の説明が記載されています。


したがいまして、中国語においては、
プロジェクトとプログラムにずばり対応する用語を、
定義することは難しいということになりそうです。


プロジェクトとプログラムについて実際の翻訳作業における訳し分け



工程や项目に遭遇したときに、
プロジェクトと訳すべきか?
プログラムと訳すべきか?

分野、産業、製品、工程、事業規模など、
あらゆることを加味して判断しているのが現状です。


参考までに、上記中国語には別の意味もありますので、
そっち方面も考慮しなくてはなりません。

【例】
工程:工事、工程、事業、エンジニアリング、工学
项目:種目、項目、計画、事業、案件
计划:計画、予定
方案:案、提案、プラン、計画、企画、構想、規則

しかも、しょっちゅう遭遇しているのも現状です[sweat02]


関連分野の知識を大量に詰め込み、
時には、たとえば ISO 関連文書なども完読し、
それで不足する部分は、ひたすらリサーチを繰り返し、
発想・連想力をフルにはたらかせて、
そこまでやってでも、まだ壁にぶち当たるわけですが、
そんな困難も乗り越えて、なんとか日々作業を進めています。


今年は去年と大きく違って、あまり雪が降りませんが、
みなさま、お風邪など召しませんよう、ご自愛くださいませ。





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Trados 返却パッケージが開かないときの対処法

これは経験する人が多いと思います。

特に、フリーランスの人は、
返却パッケージを作ることがあっても開くことはない。

返却パッケージを開く状況と言えば、
レビュー時に訳者から直接ファイルを受け取ったとき?
くらいでしょうか。


それで、
どうやったら返却パッケージを開くことができるのか、
いろいろと調べるわけです。

まず、
「trados 返却パッケージ開かない」というキーワードで、
Google検索してみる。

検索候補にも、すぐにあがってくるので、
同じことを調べる人も多いと思われます。

そうすると、

パッケージを開く方法
http://producthelp.sdl.com/SDL%20Trados%20Studio/client_ja/Projects_View/Packages/P_Open_a_Project_Package.htm

に到達します。
SDL 公式です。

こちらの7番に「返却パッケージを開く方法」が記載されています。

しかしながら、
上記説明のとおりに操作しても開かない!


ちなみに、
Trados 上のエラーメッセージとして、

返却パッケージをインポートすることができません。
設定に存在しないプロジェクトが含まれています。
(Name='{0}', ID='{1})

と表示されています。



そして、
ほかにも方法を検索してみるのですが、
まったく掲載されていない。


そこで、こんどは、

「can't open return package」で検索してみると、



出ましたよ!


Can't open return package in Trados Studio 2011 SP2

https://www.proz.com/forum/sdl_trados_support/231127-cant_open_return_package_in_trados_studio_2011_sp2.html


ここに同じ悩みを投稿した人がいて、
それにいくつか回答が投稿されています。

その中から試してみて、うまくいった方法がこれ!

For the sake of speed, I would advise the following:

1) Change the file extension on the return package from "sdlrpx" to "zip", and then double click it.
2) Go into the target language folder, and extract the sdlxliff file(s)
3) Go into the target language folder of your original project, and substitute the new sdlxliff file(s) from the package for the one(s) that are in there.

When you open your project in Studio again, you will see no difference, but when you double click to open the file(s) in the editor, they will be the completed translations.


拡張子を変更するという方法です。

わたしが試した場合の話ですが、
上記のとおり、

拡張子を「sdlrpx」から「zip」に変更し、
「zip」ファイルを解凍すると、
作業用「sdlxliff」と、
その他ともにパッケージされたファイルが見えます。

そして、
「sdlxliff」を Trados に展開します。

そうすると、無事、
返却パッケージを開くことができました!


しかし、この方法でいくと、
最終的にこんどは、作業後に、
返却パッケージを作成できない!
という事態に遭遇してしまいました。

こちらの原因としては、
さきほどの SDL ジャパン公式に記載されている、

注:プロジェクト パッケージで元々受け取ったのではないファイルを選択した場合、[返却パッケージの作成]オプションを選択できません (淡色表示)。

がひとつかもしれないのですが。


torados


SDL Trados Studio

使い勝手が悪いとうか難解で、
人々を遠ざけているイメージがありますが、

長く使っていれば、そこそこ使えるようになるのですが、

困ったときがいちばん困る!

なぜなら、
問題の対処法がネット上にほとんど載っていないから。
調べても調べても分からないのです。

すんなり開けるときもあるので、
開けないときは、相応の原因があると思われますが、
どこからアプローチすればよいのか、
まったく分からない状態になります。

いったん Trados と闘いだすと、冬場でも汗をかきます。
気づいたら、何時間も過ぎてしまっています。
ユーザはみんな同じように思っているに違いありません。


一方で、
海外大手翻訳会社は Trados にものすごく詳しい。

あれくらいのレベルまで到達するには、
どれだけの学習と経験を積まないといけないのだろうかと、
ただただ尊敬します。


まもなく 2019 がリリースされるようですが、
いくらか使いやすくなっているのでしょうか。






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慣用句の英日対応表

今日ちょっと便利な物を見つけたので、そのご紹介です[notes]

その名も、、、


慣用句 (かんようく) Idiomatic Expressions

http://buna.yorku.ca/japanese/idiom_all.html


こちらの表は、英語ネイティブ目線で作成されたぽいところが、
いいとおもいました。


そもそも、この表に行き着く前に、
ある調べ物をしていました。

*** companies have grown fat on siphoning off the profits of providers, raking in billions of dollars each year.

こちらの英文の翻訳をしていて、
おおまかに言いたいことは想像がついたのですが、
なんかうまい訳がないかなと、思って調べていました。

結局、上記において、

siphoning off の部分が慣用句になり、
意味は、うまい汁を吸う です。


そして、お気づきでしょうか?

「siphon」は「サイフォン」コーヒーのサイフォンです。


英辞郎によると、

1. 〔サイフォンで〕~を吸い上げる[吸い出す]
・I siphoned the hot water into the washing machine. : サイフォンでお湯を洗濯機に吸い上げた。

2. 〔資金などを〕抜き取る、吸い取る
・Millions of dollars were siphoned from mutual fund investors. : 何百万ドルもの金が投資信託の投資家から吸い上げられた。

出典
https://eowf.alc.co.jp/search?q=siphon



慣用句一覧表からの抜粋



そして、こちらの表ですが、
慣用句の一例として、

雨降って地固まる After a storm comes a calm.

同じ釜の飯を食う work at the same place

我田引水 self-seeking

効果覿面 have an immediate effect

などが掲載されています。


さらに、
日本人から見ると慣用句ではないがなんとなく気持ちは分かるもの、
つまり、英語だと Idiomatic Expressions に分類されるもの
も含まれており、
なんとなく眺めているだけでも、けっこうおもしろい!


たとえば、

閻魔帳 teacher’s grade book

大御所 leading figure

げっぷが出る burp

有刺鉄線 barbed wire

湾岸戦争 the Gulf War (1991)


「げっぷが出る」は、
慣用句ではなくて動詞と思ってしまいますが、
「出る」というワードが入っているせいで、
イディオム ぽいんでしょうね。


そして、
「湾岸戦争」は、
慣用句・ことわざ・四字熟語からは最も遠い、、、
(政治的見解の意図なし)


こんな感じで、
なにかといろいろと網羅されていて、
こんな慣用句もあったのだと、
日本語の段階で改めて発見することも多く、
表現の引き出しを増やすには、すばらしい参照です[shine]


慣用句



寒い石川県



ここ数日、石川県は気温の低い日が続いていましたね

我が家でもファンヒーターは片づけてしまいましたが、
毛布はまだ片づけられません!

みなさまがたにおかれましても、
風邪など召しませんようご自愛くださいませ[note]





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ABBYY テクニカルサポートの神対応

使用していた端末が古くなったことに伴い、
先日、新しい端末への買い替えを行いました。

家の引っ越しよりたいへんと言われている PC の引っ越し。
やはりたいへんでした。
1日では終わりませんでした。


旧 PC では、有償ライセンスを購入して、
使用していたソフトウエアがいくつかあったのですが、
その移行が特に手こずりました[sweat02]

どのソフトウエアもたいがい、
旧 PC 側で、アンインストールを行うほかに、
ライセンスの解放ライセンスの非アクティブ化
などが必要だったわけですが、
これが、各社さまざまで、
やり方が理解できなかったものが大半!


それで、テクニカルサポートに助けれもらいました。

ソフトウエアに応じて、複数社と連絡を取り合ったのですが、
その中でもいちばん対応がすばらしかったのが、

ABBYY テクニカルサポート


所在地が不明だったこともあり、
時差による応答の悪さも考慮していたのですが、
実際はそんな心配は不要で、

レスポンスも早く、
極めてタイムリーに対応していただけました。


アビーファインリーダー


ちなみに今回、支援していただいた箇所として、

① シリアル番号を紛失したため、
ライセンス移行ができない状態だった。

② 新 PC 側 Windows 内の RPC サーバーが停止していたため、
ライセンス移行後もソフトウエアが作動しないという、
エラーが発生していた。

① は単なるわたしの管理の悪さに起因していますし、
② もFAQ などに掲載されていて、容易に調べられそうでしたが、

それにもかかわらず、
手取り足取り教えていただけて、
非常に助かりました!


結果的に、
完全に使えるようになるまで3日を要したわけですが、

新しい PC を使い始めてからは、
以前のものよりも性能が向上していることもあり、
作業をスイスイ進めることができています。


ひとつ、所望の形態になっていないところが、
キーボードとマウスが無線のところ。

これは最近では、当たり前のスペックですが、
翻訳業のように、大量の文字を入力する作業では、
無線だと、たまにイラっとする場面があります。

わたしも常に有線のものを使うようにしていて、
今回もまたキーボードとマウスに関しては、
古くさいですが、
無線から有線に変更する予定です。


ゴールデンウィーク最終日




さてみなさま、いかがお過ごしだったでしょうか?

石川県 は、途中、雨の日もありましたが、
楽しく過ごせたといいですね。


そして、連休明けからは、
松任中学校 3 年生 修学旅行。

2 泊 3 日で、京都や USJ に行くらしいです。

楽しんで来てね[notes]




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